平成30年度 会長所信

『 繋ぎ手 』

~想いをカタチにチャレンジ!!~

平成30年度 会長 木村正和 

 本年度のスローガンは『繋ぎ手』~想いをカタチにチャレンジ!!~を掲げさせていただきました。繋ぎ手とは、人と人・物と物・人と物を結びつける役割のことを言います。最近はSNSやインターネットなどの普及で単純な繋がりを継続することは簡単になっていますが、薄く広くのコミュニティーが増えてきています。

 そんな閉塞感が漂う世の中にあっても東金商工会議所青年部(以下「東金YEG」と称する)は、全力で楽しみながら日々活動を続けています。

東金YEGには、それぞれ素晴らしい持ち味のある部員が集まっています。我々ひとりひとりの力は小さいかもしれませんが、その個性が結束した時、創造以上の力となり多くの可能性が広がります。更にその輪をYEGから広げ、多くの人と交流を持つことにより絆が生まれます。絆を大事にすることこそ、これからの地域発展には欠かせない要素ではないでしょうか?

           我々、商工業者の視点から「人」・「地域」・「経済」を結びつける繋ぎ手と

          なって活動していきます。

 

<人との繋がりから会員拡大へ>

 東金YEGがこれからも、成長・発展をするために必要なことは会員拡大です。

 これは単年で終わることではなく、青年部としての永遠の課題です。

 東金YEGに入会したメリットは何でしょうか? 多くの仲間と知り合えたり、他業種との交流が深められたり、自企業の発展に繋げられたり、地域貢献が出来たりと、それぞれ多くの価値観が存在します。そんなYEG活動を支えているのは「人」です。常に仲間を増やし、新しい風を送り込むことで、アイディア・気づき・人脈など様々な価値観が生まれ、それが組織を活性化させ自己研鑚の場になります。一人でも多くの仲間を増やすには、アナログですが地道な勧誘活動しかありません。

 東金YEGの強固な輪をさらに外へ広げ会員拡大へと繋げていきましょう。

 

 <委員会活動から地域づくりへ>

  私は東金YEGの核となるのは、委員会だと思います。        

  本年度は、総務委員会・まちづくり委員会・対外交流委員会の3委員会での運営となります。近年は東金商工

 会議所親会、東金市、近隣諸団体と連携をとりながらより多くの事業を市民に向けて発信・展開してきました。

  その成果が徐々に現れ東金YEGの認知度も上がり、役割が増えてきています。この良い流れを継続して確実な

 ファンを作るためには、委員会ごとの事業の質の向上と広報活動の両面で伸ばしていくことが重要です。

 私達だからこそ気づく視点で活動に取り組み、時にはぶつかり合いながらも、カタチにまとめ上げることが

自分達の成長にも繋がります。青年部綱領にもある様に、新しい文化的創造をもって活動(チャレンジ)する

ことで豊かで住みよい郷土づくりに貢献します。今後も歩みを止めず地域に根付く東金商工会議所青年部の

ファンを増やしていきましょう。

 

 <観光資源としてのやっさくんへ>

 東金のやっさくん。これは今から7年前、東金YEGが創立50周年事業で誕生させたご当地キャラクター

です。現役部員の中でも周年事業に携わってきた部員も少なくなり当時の諸先輩方の想いや市民から選ばれたこ

のキャラクターの存在意義が、薄れかかってきているのが現状です。

 東金YEGの良い所は、伝統や過去の成功体験に囚われ過ぎず、常に新しい事柄に挑戦する精神とその基盤があ

ることです。とはいえゼロから何かを生み出すというのは、並大抵の苦労ではなく時間もかかります。それなら

ば、自分達で誕生させ全国的にも周知されている、このキャラクターをもう一度活用してみるのも悪くはないと

思います。

 前述の通り、本年度は3委員会の運営となります。それぞれ委員会の特徴をいかしながら新たなやっさくんの

活用方法を模索し、実践することで新しい価値が生まれます。

 このキャラクターを活用して我々の活動をPRするだけでなく、この地域の魅力を伝えるコンテンツの1つ

として、東金を知り来訪していただくキッカケとなる、やっさくんに成長させていきたいです。

 

終わりに

 諸先輩方が築き上げてきた、東金商工会議所青年部の会長を仰せつかり、身に余る光栄と共に、その責任の重

大さに身の引き締まる思いです。私自身、生涯経験したことがない体験ができ、成長の一年となります。青年部

の仲間達がいるからこそ立てる環境に感謝し

  失敗を恐れず、常にチャレンジ精神をもって微力ながら地域貢献に繋げて参ります。